（１３）達弥西心のわかりやすい話「あこがれ」

そう考えると、あの夢実現のグラフ「積み重ねグラフ」というものは、上に行きたい、上に行きたい、上にいきたいという勢いで上に行けてしまうのです。すなわち、積み重ねグラフには横の目盛りである時間の経過が全く現わされていないということに気付いたのです。命の消費が０なのです。

年齢、時間という横の目盛りと縦の達成度の目盛りを同時につけていくと、縦の目盛りは増えたり減ったりの累計になっていることに気が付きます。

累計折線グラフは、上にあがりたいけど横に引っ張られるということがあって、上に行きたいけど横にも引っ張られているという矛盾を抱えながら推移していくグラフです。

グラフを見たとき、グラフ好きだったから何度もみていたのですが、グラフには縦の目盛りがあり、例えば１００という夢や目標、目標の数値を書きます。そのうちに縦ばかりを見ていたけれど、横にも目盛りがあるのだと気付くのです。横の目盛りというのが、若さ、時間の経過です。時間というのは、結局命なのです。

若さをこの横の目盛りに表せばいい、命と引き換えに夢を実現する、時間を費やして目標を達成する、これが人生なのだと、ふうっと思ったのです。

駆け抜けるようにして、１９９３年２月３日私は結果として達弥西心になりました。しかし達弥西心という絵、これは私が描いた夢実現法の絵の中にはカケラもありませんでした。

その達弥西心になって間もない頃、夢実現のグラフのことでよく思いを巡らすことがありました。

やっているうちに、だんだんと絵が細かくなってきたり、具体的になってきたりしますし、もっとそうするために自分の夢を描き出しましょうというようになってくるのです。そんな話をしていました。熱く、熱く語る私の夢実現法です。