（１３）達弥西心のわかりやすい話「あこがれ」

さて、その目標の正しい立て方です。最初に戻ります。あなたが、本当の自分自身に聞いたことに忠実に従って目標を設定したのであれば、そしてほんとうの自分自身の思いに忠実に実践していくのであれば、その目標は必ず達成することができます。夢は必ず実現します。

つまり、自分自身と会話して目標を立てるのです。自分が達成すべき目標は、自分と相談して決めるのです。当然のことです。

目標は大切です。目標がないところには達成もありません。同時に、目標のないところには努力も実践もありません。人は、自分がとりあえずどこへ向かっているのかが明確に分かっていないと、みずから動きだすことができないのです。

「こうなりたいから、こうします」と具体的に宣言して始めるのが目標達成のコツです。本人が発声し宣言しないかぎり、天も応援のしようがないのです。

年の途中ですでに、どういう目標を立てたかさえ忘れてしまっている人、これは論外です。目標がないのと同じことです。見栄で目標を立てる人、他人との比較で目標を立てる人、あまり深く考えずにエイヤーで目標を決める人、逆に頭でよくよく考えて考えすぎて目標を脳基準で決める人、これらの人たちはことごとく挫折してしまいます。

年の初めには何かにつけて目標を立てます。よくこれといって目標も持たずにいきなり、あるいはなんとなくものごとを始める人がいますが、たいへん大きな損失をしています。

また一年を終わって、年の初めに立てた目標が達成できていない人が多いようですが、私の見るかぎり目標の立て方に問題がありそうです。