氷が溶けたら水になる、というのは当たり前だが、北国の人は、氷が溶けたら春になると思っている。そう信じている。氷が溶けたら水割りが薄くなると答えた人もいるから、いつも頭の中で何を考えているかすぐ分かる。
いつもいつも繰り返してきたこと、いつもいつも願い、思い続けてきたことだけを思い出す。人間は実に単純なのかもしれない。人間とは固定観念のカタマリなのかもしれない。
こんなことわざ。一寸先は・・・?
一寸先は「闇」と条件反射的に無意識に素直に思った人、あなたの人生の一寸先は確実に闇ということになる。
一寸先は「光だ」と無意識にそう思える人、あなたの人生の一寸先は光だ。
一寸先のことは行ってみなけりゃ分からない。確かに。
しかし、一寸先を闇と思う人と、光だと信じる人と、どちらが成功し、どちらが幸福になれるかというと、絶対に「一寸先は光だ」と信じて疑わない人だ。
なぜなら、自分にとってまったく初めてのことを「できる!」と信じた人だけが準備を始める。「できない」と思った人は絶対に準備をしない。そこにチャンスがやってきたら、どうなる?
準備をしていた人だけがチャンスをつかまえることができるのだ。
だから、できる!やれる!と自分自身に言い聞かせること。できない!やれない!と、絶対に思わないこと。思ったら、本当にそうなってしまう。
人間は心に思った通りの行動しかしないもの。あなたが今そこにいるのは、そこにいようと思ったから。思わなかったら今そこにいないはず。因果応報の法則とは、決意が行動を呼び起こし、その行動が結果を導き出す、という法則である。