(13)達弥西心のわかりやすい話「あこがれ」

達弥西心のわかりやすい話「あこがれ」

●学び込む西心(14/33) - HMU 達弥西心

さて、支店長会議というのが毎週水曜日にありました。会社は水曜日が休みで社員は休日ですが、その間に支店長は本社に行って3時間の会議があるのです。会議と言っても3時間、社長が一方的にしゃべるだけです。ビックリしましたが、これを伝えなければいけないと思って、全部メモしようと思ったわけです。メモというよりも、全部書きなぐるような感じでドドドッと書きました。

そして翌日、一週間の始まりの木曜日に支店で話をするわけです。社長の言った通りをしゃべったのです。

●学び込む西心(13/33) - HMU 達弥西心

そうすると、これは不思議だったのですが、バサーッとクレームが片付くのです。社長は本社にいるのですが、一度送っておくとお客さんの名前を全部覚えていて、「あれはどうなったか。これは行くと言っていたけど、どうなったんだ」とか言われるのです。こちらは慌ててホワイトボードに書いてあるお客さんの名前を見ながら答えます。「これは今クレームになっていまして」と言うと、「こうやって、こうやって、こうやって片付ける。そこに話を通せ」とか言われて、それでピターッと片付くのです。これには私は感激しました。

なぜ、この人は分かるんだろう?と。私はこの人について、人の動かし方を学ぼうと思いました。

●学び込む西心(12/33) - HMU 達弥西心

クレームがどんどん来て、それがまったく片付けられないのです。自分で一生懸命考えて、過去の経験に基づいてこうやったら良いと思ってやるのですが駄目なのです。一番困ったのは、社員にクレーム処理に行かせるのですが、「こうやってこい」と言うのにやってこなかったり、かえってひどくなったりしたんです。そのときに社長に「おまえは交通整理が下手だなあ」と言われ、確かにそう思っていましたから「はい」と言ったら、「俺の言う通りにやるか」と言われて「はい」と。仕方なかったですね。「俺が全部指示するからその通りにやれ」と言われ、やりました。

●学び込む西心(11/33) - HMU 達弥西心

そういうふうに、一通りやれるようになったのですが、半年後に支店長になれということになったのです。まだ入社して半年の新入社員なのにです。実は問題の支店で、潰してもいいから壊しても大丈夫なやつということで私が選ばれたようですが。一応、異例の抜擢ではあったのです。

そこで私はいきなり支店長になりましたから社長とも初めて話をするのですが、社長は早口でバタバタと言ってきて「ハイ、ハイ、ハイ」と返事はしますが全然分からず、しかも部下は言うことを聞きませんでした。私は営業マンのときのように頑張れば、朝から晩まで頑張ればみんなついてきてくれると思っていたのですが、そうはいきませんでした。

●学び込む西心(10/33) - HMU 達弥西心

さて次の問題は、お客さんとの対応の仕方が分からないということでした。これは先輩について行くしかありません。先輩はどうやっている、ああここで困っているなぁ、どうやって切り返すかなぁとずっと見ていて「ああ、こうだな、こうだな」と。先輩達を見て学んだこと、自分が体験して学んでいくこと、そんな感じでやっていました。

●学び込む西心(9/33) - HMU 達弥西心

そうしてやっていって、いろんなことを覚えました。名刺の出し方もこういうふうにしなければならないというのもありました。両手を添えて出しなさいとか、受け取るときもこうしなさいとかです。それは、その人が自分がやってうまくいった方法であり、自分がセールスに必要なことだけを彼は書いたのですが、その中の必要なことだけを私はそのまま真似たのです。そうしたら、一通りできるようになりました。

●学び込む西心(8/33) - HMU 達弥西心

すると合わないものもありました。70いくつくらいは良い方法だと思ったのですが、20いくつかは捨てました。私には合わない、これは駄目だというものです。中には、「電車に乗ったら、夏は北の方に座りなさい」というのもありました。理由は「暑いから」です。陽が当たると本も読めないからとか、そういうのもセールスマンの心得にありました。これは、私は電車にはあまり乗らないからということで捨てましたが、今全国を回っていて電車に乗ることがありますが、確かに陽の当たらない方を選んで乗った方が心地良いですね。陽が当たるとカーテン閉めても暑かったりします。そういう面からいうと、これはそういう時のことなんだなあと思います。当時は必要とは思いませんでした。

●学び込む西心(7/33) - HMU 達弥西心

その人は自衛隊を辞めてセールスマンになった人で、一番最初に描いた本だったのですが、たまたまそれを手にしたわけです。この人がやってうまくいったことが書いてあるのですが、まだ駆け出しのコンサルタントですから嘘は書いてないだろうと思ったのです。これをやったらうまくいったということを書いて、本が売れなくてはいけないのですから、一発目に勝負を賭けて全てを投入していると考え、そのままそっくり真似してみようと思ったのです。少なくともこの人は訪問セールスをやっていて、私はやっていないわけですから、真似てみようと思って101の法則を全部片っ端からやっていきました。

●学び込む西心(6/33) - HMU 達弥西心

だから、はっきりと学ぶことというのは、真似ることなんだと私は置き換えたのです。それほど私は何も持っていませんでした。何もなかったのです。

まず先輩、自分より「ああ、うまいな」という先輩をじっと見ました。こういうのは、職人さんの世界、教えられずに盗み見しなくてはいけない、盗んでマスターするというやり方ですね。

私の場合、最初のセールスは良かったのですが、二番目に入った戸別の住宅セールスの会社では、誰も先輩が教えてくれませんでした。それでどうしたかというと、『訪問セールス101の法則』(二見道夫著)という本を買ってきて、そっくり真似ようと思いました。

●学び込む西心(5/33) - HMU 達弥西心

まず、「学ぶ」ということは辞書によりますと、「まねてならう。ならっていくこと」とあります。とにかく人の真似をするんだと、そしてそれを行うことなんだということです。そして、「教えを受ける。習う。学問をする」とあります。ということは学ぶということは、自分のオリジナルではないということ、誰かがやっていることをコピーするんだということです。分かりやすくいえば、なりたいものをコピーすればいいんだということです。最初からオリジナリティというものを目指さない方がいいということです。
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