(13)達弥西心のわかりやすい話「あこがれ」

達弥西心のわかりやすい話「あこがれ」

●学び込む西心(28/33) - HMU 達弥西心

そうやってみると、先ほどの社長の素通しのことも、全部書いたことをそのまま渡しておいたそのことも同じです。その後自分で経営を始めたときに、やはりあの社長とそっくり同じではない、こうしたらいいな、ああしたらいいなというのが少し出てきます。それが個性になってくるわけで、自分なりの作風というものになってくればいいと思います。これだったら、いけると思いました。

そういう意味では、やはり自分がまず描けないと駄目です。一度自分が何になりたいとか、どうありたいか、三年後、五年後と選んで、あとは真似ればいいのです。やっている人をとことん真似ることです。

●学び込む西心(27/33) - HMU 達弥西心

それから面白いことを言っていました。「作家さんとして心がけていることは」と聞かれて、彼女は「私は締切日、締切日の前日までに絶対に原稿を入れます。これはずっと心がけています」と言っていました。「作家さんというのは、だいたい締め切りを守らないとか、追われてから入れるというのが普通ですよね」と聞かれ、「それは大御所といわれる方はそれでいいですよ。でも私みたいに駆け出しはやっぱり締め切りの前です」と言っていました。というのは、編集する人は一日早く原稿を入れてくれたらすごく助かる、この人に頼めば、例えば急に空いたところに何か入れたいといったとき、彼女に頼めば必ず入れてくれるという信頼、それを頼りにしていますということでした。やはり、それも一つの生き方だなあと思ったのです。ここまでだったら、真似ることで出来るかなと思います。その後に、個性とか自分の作風とかというものに上がっていけばいいじゃないかと思うのです。

●学び込む西心(26/33) - HMU 達弥西心

彼女は、小さい頃から本を書くことが好きだったとかではないんです。生きていくためにどうしようと思ったときに、それだったと言うのです。私は、「学ぶ」というのは、こういうことだと思うのです。

とりあえず食べていける、彼女は食べていきたかった、職業として何かをしたかったのです。そしてちやほやされたかった。だから、ちやほやされる作家を選んだということだったのです。

●学び込む西心(25/33) - HMU 達弥西心

これが面白いのですが、やっているとその作家のリズムとか、言い廻しだとか、何でここでこういう漢字を使うのかとか、そういうことが手に取るように分かってきたということです。ああ、こういう感じで書けばいいのかと思ったときに、自分はこういうふうに書きたいという自分の中のリズムが出てきた、言葉というのが出てきた、それを自分の体験を基に書こうと思い高校時代の体験か何かを書いたそうです。そしたらダントツの入選で、編集長の目にとまって、その人がずっと面倒を見てくれて次から次へと本を出せるようになったということでした。

●学び込む西心(24/33) - HMU 達弥西心

そして「どうやって作家になれたんですか」という質問に答えているのを聞いて、このインタビューを聞いた意味が分かったのです。「私も俳優養成所に行っていて、頑張って教えてもらっていたんだけど駄目だったわけですから、それはしたくないと思った。だから自分の好きな作家の本を買ってきた」それを朝から晩までワープロで写していたそうです。読んでは写していた。書き写すこと。それを朝から晩まで、何ヶ月も何ヶ月も繰り返したそうです。

●学び込む西心(23/33) - HMU 達弥西心

ところが、クラブでバイトをしていたら、ある有名作家さんが飲みにきた。有名作家さんの周りを記者たちが取り囲んでいて華やかだった「それを見たとたんに、私は分かった。私は何になりたいか分からないけれども、どうされたいか分かった」それが「ちやほやされたかったと気が付いた」と言うんです。

小さい頃からちやほやされてる、だからちやほやされたいからコンテストに出ていた、要するにちやほやされたかったということなんです。「ああ、私何になりたいか答えは出ないけど、とりあえずちやほやされたいんだから、ちやほやされる人になろうと思って、作家になることに決めた」と言うんです。ここはすごく短絡的ですね。でも、この短絡さがすごくいいなと私は思いました。

●学び込む西心(22/33) - HMU 達弥西心

では何でその通りにならなかったかというと、お母さんにそのことをポロっとしゃべってしまったら「それだけはやめておくれ」と泣いて止められ、その悲しい顔を見ていたら「これではいけない、全部生き方を変えようと思った」そうです。それでお母さんを東京に呼んで、ここが偉いと思うのですが、がむしゃらに働こうと、朝は4,5時から弁当屋さんでバイトをして、昼間はハンバーガーショップでバイト、夜はクラブでバイトと朝から晩までクタクタになるまで働いて、それでお金を得たそうです。「ああ、これが人間としてお金を稼ぐということなんだ」とそれなりにすごく充実していた。

●学び込む西心(21/33) - HMU 達弥西心

インタビュアーが「じゃあ、その人に愛情というものを感じていらっしゃったんですね」と聞いたら、「いえ・・・、愛情はなかったですね。でも、情はありました」と言うんです。愛情はないけど、情はあったと。「えっどういう意味ですか」と聞かれて、「うん、好きではなかったんだけど、一緒に暮らしていたら情も移りますよね。自分に食べさせてくれるし、そして自分を愛してくれている」「それに対する情は感じていました」と。「その人が頼むんだから、付き合ってあげてもいいかなと思っていたんです」。

●学び込む西心(20/33) - HMU 達弥西心

一生懸命学んでも、一生懸命やっても向いていなければ仕事にならないということ、食べてはいけないということを知ったのです。そして彼女は、(話がドラマ仕立てなのですが)どうでもいいやと思っていた時にある男性と出会って、その男性の愛人になるわけです。「ところがその男性がとんでもない人で」と言うんです、自殺願望があって「とにかく死んでくれ」「死にたいんだけど、一緒にいってくれないか」と頼むそうです。それでどうしたかというと「いや、死んでもいいかなと思いました」と。「一生懸命生きていても自分には先が見えない。どう生きていっていいか分からない。こんな人生でいいんだろうかと思った」それで彼女は「死んであげてもいいかな、付き合ってあげてもいいかなと思ったんです」と言いました。

●学び込む西心(19/33) - HMU 達弥西心

そしてOLとして貿易会社に潜り込む(潜り込むと彼女は言っていました)のですが、英語が出来ないのに堪能といつわって入社したので、だんだん居づらくなって辞めることになったと。「やっぱりコンテストしかないのかな」とレースクイーンとかそういう仕事をどんどんやるのですが、仕事としてあまりお金にならない。「もう少しちゃんとしたお金を稼げるようなことをしなければ」「ああ、こういう風に黙って写されるだけでは駄目なんだ」ということで、女優になろうと決意するわけです。そして俳優養成所に朝から晩まで通ってありとあらゆることを一生懸命学んだそうです。ところがいくらやっても自分に役がつかず、後から入ってきた人に役が付くということがあって割り切れないものを感じていたところ、君は女優に向いていないと言われたそうです。これもまた現実ですね。
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